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敢えて言おう、ブログには文章力が必要だと

結論から言えば、ブログには文章力が必要です。
しかし、必要なのは一般的に言われているような文章力ではなく、誰でも手軽に身につけれるかもしれない文章力の事です。

文章を読ませることは可能か

人間には、多少間違った言葉や誤謬があっても修正して理解する機能はあります。
けれど、それは文章を読み慣れた人やある程度の読解力のある人に備わってるといえます。

私の学生時代の友人A君は「漫画の文章ですら嫌」という活字嫌いの人物です。
そんな人にでも、あなたは読ませるブログを書けるでしょうか?

文章を読む動機となる二種類の理由

人が文章を読もうとすることには、大雑把にわけると二つの理由があります。

ひとつは、それが自分の興味を惹いたり関心をもつ事象であること。

たとえば、C君がプログラマを目指していたら「誰でもプログラマになれそうな手軽な勉強方法」というブログ記事があれば読みたくなるでしょう。

読もうとは思わなくても、興味をもつことは間違いありません。

二つ目は、自分にとって必要不可欠なものであること。

たとえば、D君には婚約者がいる。しかし、結婚の時の披露宴や二次会がよくわからない状況だったとします。

そんなときに、「披露宴を計画的で楽しく進めれる、二次会にも使えるプラン」というブログ記事があれば間違いなく読み始めるでしょう。

人は、必要性があれば、苦手なものだったとしても自発的に読もうとするのです。

読ませる文章力

ひとつめの方法で、親しみのもてるタイトルや興味を惹くタイトルでユーザを誘導したとしましょう。

でも、それだけだと、文章を読まずにページを閉じてしまうことがあります。

その一番の理由として挙げられるのは「文章が難しい」からです。
文章が難しいといっても難解な言葉や専門用語という意味ではなく、文章が自分の世界とかけ離れてる場合のことです。

どういう事かというと、やたら行間を空けてひらがなばかりのブログ記事はケータイ小説を好む子供たちにとって読みやすい”文章力のあるブログ”という事になりますが、純文学作品ばかり読んできた読書家にとっては理解不能な文字の羅列という事になります。

つまり、自分とは違ったカテゴリやジャンルの人が読んでも理解できないのが、ここでいう”文章が難しい”なのです。
逆にいえば、読む人のカテゴリやジャンルを意識したうえで、それにあわせた文章を書くことが”文章力のあるブログ”といえるでしょう。

記事を書くうえで、どういった層の誰が読むかを念頭において、そのカテゴリの人たちが読みやすいと思える文章を書くのが、読ませる文章力です。

ライトノベルを読もうと思って購入した本が純文学の体裁をしていたら、専門書と思っていたものがギャグ漫画だったら、辟易して嫌気がして読まなくなるのと同じです。

A君に読ませることは可能か

以上の法則を用いれば、A君にブログ記事を読ませることは可能です。

A君は女性の体やエロい話には目がないので、そういう記事を書けばいいのです。

タイトルは、小難しくなくキャッチーでわかりやすいものがいいでしょう。
「どうすれば女の子はアハンウフンって言うか調べてみた」というタイトルにします。

内容は、出だしからちょっと刺激的なエロを混ぜた話にします。
タイトルと最初の数行で充分に興味を惹いたら、次はエロと女の子に関する話題を活字嫌いな人でもわかりやすい平易な言葉でポップに解説していけばいいでしょう。

最後に

最後に、ここまで書いて何人かの方は、「じゃあ、お前のこの記事は誰を想定して書いたんだ」という話になります。

この記事は、結論からいいますと誰も想定していません。

前述したように文章によって読む人を惹きつけることができるなら、逆に読まない人を離れさせることができます。
つまり、誰も想定していないことによって、私の現在の文章を好む人だけに読んでもらうことができます。

私の文章を好む人にだけこの理論を知って欲しい、と考えた次第です。



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